1.木曽街道:宮宿

木曽街道は正式には名古屋城と木曽地方を結ぶ街道であるため、 本来スタート地点となるのは名古屋城なのですが、 今回は旧東海道の宿場町である宮宿(名古屋市熱田区)から旅を始めようと思います。

宮宿には旧東海道唯一の海上航路として知られた七里の渡し場があります。 旧東海道で京都に向かう人は、ここから船で桑名宿(三重県桑名市)のある西に向かいました。
木曽街道の旅はここから北に向かって歩き出します。

常夜灯

鐘楼

少し北に行くと旧東海道との分岐点に道標があります。旧東海道はここを東に向かいます。
木曽街道は真っ直ぐ北に向かいます。この道標がある場所あたりが、宮宿の中心地だったそうです。

道標


熱田神宮に到着です。由緒のある神社で、多くの人が参拝に訪れていました。
大鳥居をくぐり、本殿へ向かいます。

熱田神宮鳥居

熱田神宮は大きな神社で、大鳥居をくぐってから本殿までとても距離があります。

やっと熱田神宮の本殿に到着です。熱田神宮で参拝を済ましたら、旅を再開です。

熱田神宮

ここからしばらくの間はは国道19号に沿って北上します。

少し歩くと鎌倉幕府を作った源頼朝の出生地があります。
源頼朝の生母の実家がここにあったそうです。

源頼朝出生地

金山総合駅の近くには佐屋街道との分岐点となる追分があり、石柱の道標が残っています。


佐屋街道道標
佐屋街道は、東海道の脇街道として開かれたもので、 たびたび波の荒れる海上航路の「七里の渡し」を避ける迂回路になる。佐屋街道を京都方面に進む場合は陸伝いに佐屋まで歩き、 そこから船で川を下って東海道の宿場町である桑名宿(現在の三重県桑名市)に進んだ。
現在の道標は、文政四年(1821)に設置された物で、
「東 右 なこや 木曽 海道」
「西 右 宮街道 左 なこや道」
「南 左 さや海道 津しま道」
「北 文政 辛巳年 六月 佐屋旅籠屋中」
と刻まれている。



佐屋街道追分道標

美濃路古渡一里塚跡です。
美濃路は東海道宮宿と中山道垂井宿を結ぶ脇街道で、 ちょうど現在の東海道新幹線と同じようなルートをたどっていた街道になります。

一里塚跡

古渡一里塚跡を過ぎたらY字路となり、ここで国道19号と別れて右側の本町通りに入ります。
本町通りは、江戸時代には名古屋城と宮宿を結ぶ主幹道路としてとても栄えた道路だそうです。

ここを右へ


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