愛知県半田市 −はんだ蔵のまち−


半田は、古くから醸造業が盛んであり、運河等による海運により栄えてきました。 現在では、お酢の製造・販売で知られる「ミツカン」の本社があり、お酢の生産地として知られています。 日本で唯一の酢の総合博物館「酢の里」があり、お酢の歴史を学ぶことが出来ます。



運河沿いには黒板囲いの蔵が多数あり、現在でも醸造蔵として利用されているそうです。
また、3月下旬〜5月上旬にかけて、運河沿いに鯉のぼりが設置されます。

 

小栗家住宅(旧萬三商店事務所)は明治初期に建てられた建物で、国の登録有形文化財に登録されています。現在では観光案内所も兼ねています。



名鉄住吉町駅の東側にある赤レンガの建物は旧カブトビールの醸造工場です。 1898年(明治31年)に建造された国内屈指のレンガ建造物で、国の登録有形文化財に指定されており、年に数回内部公開されます。



JR半田駅にある跨線橋は、明治時代に設置されたもので、JR最古のものです。 また半田駅の隣にある半田市鉄道資料館には蒸気機関車が展示されています。 武豊線を最後に走った蒸気機関車C11265を保存したいという市民の希望から、2007年より現在の地に静態保存されています。

 

半田市は童話『ごんぎつね』の作者・新美南吉の出身地でもあります。
半田市のとあるお店のシャッターには、ごんぎつねのイラストが描かれていました。

ごんぎつね
きつねの「ごん」は、いたずら好きで、ある日村人兵十の鰻を盗む。 ところが、盗んだ鰻は兵十が病気の母に食べさせるために捕まえたものだと知った「ごん」は酷く後悔し、 謝罪の気持ちで松茸や栗などを兵十の家に置いていくが、兵十はそれを「ごん」の行為とは気が付かない。 ある日、兵十の家に忍び込んだ「ごん」を見付けた兵十は、「ごん」がまたいたずらをしに来たと思い、「ごん」を鉄砲で撃ってしまう。 その直後、兵十は部屋に置いてある栗を見付け、毎日届けられた松茸や栗などが「ごん」によるものだと初めて知る。 作者・新美南吉の故郷・半田を舞台にした童話とされている。


ごんぎつね


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