北国街道木之本宿 (現在の滋賀県長浜市木之本町)


青春18切符を使って北国街道木之本宿を訪ねてみました。
木之本宿の最寄り駅となるJR木ノ本駅で電車を降りると、観光客風の人達がちらほら。 木之本宿は知名度はそれ程あるわけでもないのに意外と観光客が多いのだな、と思ったのですが、どうやら勘違い。 JR木ノ本駅は賤ヶ岳の戦いの戦地となった賤ヶ岳の最寄り駅でもあるようで、 翌年(2011年)放映されるNHK大河ドラマ『江〜姫たちの戦国〜』ゆかりの場所として人気のようです。

多くの人が賤ヶ岳に向かう中、僕は一人離れて宿場町観光へ。
JR木ノ本駅からしばらく歩くと、北国街道木之本宿があった場所になります。

北国街道は鳥居本宿で中山道から分岐して、琵琶湖東岸沿いに北陸地方に向かう街道です。


北国街道
中山道と北陸地方を結ぶ南北路。中山道鳥居本宿で中山道から分岐し、長浜、木之本、今庄などを経て琵琶湖東岸沿いに北陸地方へ向かっていた。
北国脇往還
中山道関ヶ原宿と北国街道木之本宿を結ぶ街道で、北陸地方と名古屋地方を結ぶ近道として利用された。

下の写真は木之本宿の南口(北国脇往還側から見たもの)になります。
宿場町の入口には道標が立っています。
「右 京いせみち、左 江戸なごや」と刻まれています。
この道標は北陸地方から歩いてきた旅人のための道標で、北国街道と北陸脇往還の分岐点であることを示しています。

  

矢印にしたがって木之本宿へ進みます。



木之本宿に足を踏み入れると、まず醤油店が並んでいます。その内の一軒には、「創業嘉永五年」の看板も掲げられていました。 嘉永5年は西暦1852年で、ペリー来航の前年になります。

  

木之本宿にはベンガラ塗りの格子窓の家が並んでいます。この赤色のベンガラ塗装は木材の防食防腐の効果があるそうです。

  

本陣跡には「本陣薬局」という看板が掲げられています。 案内板には「先々代の当主が、明治36年に日本薬剤師第一号の免状を取得されれいる」と書かれているので、 ここが日本で最初の薬剤師さんの薬局ということになるのでしょうか。

  

お店の軒下には薬の古い看板が沢山並べられていました。色々な宿場町で本陣跡を見てきましたが、他の宿場町では見られない一風変わった本陣跡です。

  

木之本宿の中心には木之本地蔵院があります。眼病平癒の御利益があるそうで、古くから信仰を集めてきたそうです。地蔵院の前が札の辻になります。

  

木之本宿には袖壁の家が多数見られます。中には袖壁に家紋を装飾した立派な物まで見られました。

  

木之本宿では室町時代から昭和初期まで牛馬市が開かれていました。 2006年のNHK大河ドラマ『功名が辻』では山内一豊の妻・千代が蓄えたお金で馬を買うなどして夫を盛り立てるシーンが描かれていますが、 ここ木之本宿で千代が馬を買ったとされているようです。

  


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